意味もなくイライラして人にあたってしまう
イライラして、怒りっぽくなるのは、プレ更年期に多い心の症状です。
わけもなくイライラして周りの人にあたってしまったり、また、なんということはないことに怒ってしまうことも。
あとでそんな自分を後悔し、ますますイライラしてしまうという悪循環におちいります。
済んだことなのにクヨクヨと思い返してしまい、またイライラ、ムカムカが募ります。
現代女性は、ストレスを感じ、悩み、抱えこんで我慢している人が多くいます。
女性ホルモンには心をコントロールする作用も
女性ホルモンのエストロゲンには、人間の行動や情動、情緒などを安定させる作用まであります。
ですから、更年期に向かって、エストロゲンが低下すると、これらのコントロールがうまくいかなくなり、精神的に不安定になってくる人がいます。
近年、メンタル系の脳の働きと、ホルモンとの関係が解明されつつあります。
女性ホルモンは、心の安定をはかるセロトニン分泌と関係しています。女性は男性よりセロトニンの合成速度が遅いこともわかっています。
女性はもともとメンタルな立ち直りに時間がかかり、そのうえ女性ホルモンが下がると、よけいにセロトニンの分泌が低下してしまうのです。ここからも、女性にはメンタル系の対策が不可欠であることがわかります。
自分のストレス発散法を確保して
サプリメントを利用する手も。セントジョーンズワード、イランイラン、カモマイル、ラベンダー、ローズ、ジンジャーなどの八-ブは、気持ちを穏やかに明るくする作用があります。
これらは昔から、伝統的医療にも多く使われている八-ブです。
日光を浴びる戸外運動も効果的です。林や森、湖、川、海を見て歩くだけでも、精神的に上向きになれます。
また水や木には、マイナスイオン、フィトンチッド効果も。昔から海洋療法があるくらい、海も心と体を穏やかにしてくれます。植物や動物などの世話で小さなメンタルケアをしたり、買い物、エステ、ネイルサロンなど小さな楽しみを見つけることも大切です。