運動には気持ちを上向きにし、更年期のうつを改善する働きがあります。
更年期におすすめな運動は、ウォーキング、ジョギング、水泳などの有酸素運動です。
体を動かすと脳や全身の血流がよくなり、脳内で、気持ちを落ち着けるセロトニンという物質も増加します。
また、運動をすると肉体的な疲労から、夜もぐっすり眠れるようになります。
運動習慣と更年期症状との関係を調べた研究では、40代で適度な運動をしていた女性は、ほとんど運動をしてい
なかった人や激しい運動をしていた人に比べ、更年期うつになる割合が少なかったと報告されています。
また閉経後は、カロリーを消費する月経がなくなることで、基礎代謝がガクンと減ります。ここで運動もせずに、今まで通りの食事をしていたら、確実に太ります。
女性ホルモンの分泌が減ることで、内臓脂肪がっきやすくなります。しかし、内臓脂肪は運動することで解消しやすいのが特徴です。
今後、骨や関節の健康を保つためにも、この時期に運動を習慣にして、筋肉をつけることが必須です。