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更年期の症状がでたら婦人科の病院へ一度受診してみましょう。

本当は病気になっていることが原因で、その症状があらわれている場合かおるにもかかわらず何から何まで「更年期だから」と片づけてしまうのはよくありません。

その症状は更年期に似た病気の症状かもしれません

たとえば、月経がくる予定ではない時期に出血する不正出血は、更年期に生じる女性ホルモンのバランスの乱れによって起きますが、子宮ガンやポリープ、膣炎といった病気の可能性もあります。

また、更年期の不調な症状の代表例  突然汗をかいたり、動悸や息切れ、冷えやむくみが強いことも、甲状腺ホルモンの機能障害によっても起こりうるものです。

この年代には、バセドウ病や橋本病といった甲状腺ホルモンに関連する病気も多くみられます。

更年期に該当する年代の女性は、子どもの受験や巣立ち、親の介護で忙しかったり、責任のある仕事を任されたり、近しい人の病気や死に直面したりと、女性ホルモンのバランスの変化だけでなく、社会的・環境的な要因によっても体内環境が乱れがちです。

加齢による老化が顕著になりだし、病気のリスクも高くなってくる時期です。

ですから、健康診断や人間ドックを会社で義務づけられていない方々にも、意識的に受診してもらいたいものです。

更年期からの女性が意識すべきは、「自分が更年期かどうか」という時期や、「○○歳だから、もう閉経する」といった年齢による決めつけではなく、実際に自分のカラダのなかで生じている体調の変化への気づくことです。