更年期に現れる症状は多種多様のため、40、50代で何らかの不調があると、つい更年期のせいと決めつけてしまいがちです。
でも、何か別の病気があって不調が出ている場合もあります。
更年期以降は病気も徐々に増えてくる時期だけに、重要な病気の発見が遅れてしまうと大変。自己判断は禁物です。
実際、更年期に発症しやすい病気の中には、更年期の不調によく似た症状が出るものがたくさんあります。
更年期の症状ににている病気を紹介します。
甲状腺機能低下症
甲状腺の働きが低下して、全身の代謝が落ち、寒がりや顔のむくみ、体重増加、肌の乾燥などの症状が。血液検査で診断できます。
子宮がん
不正出血は、子宮頸がんや子宮体がんのサイン。特に閉経後の出血は、子宮体がんの可能性があるので要注意。早期発見が重要です。
関節リウマチ
手足の関節の腫れ、こわばり、痛みなどが現れる。1時間以上続く朝の手のこわばりが典型症状。免疫異常が原因。血液検査でわかります。
うつ病
憂うつ、意欲の低下、睡眠障害、食欲不振、倦怠感などの症状が表れ、ひどくなると自殺企図も。吏年期はうつ病になりやすい時期です。
メニエール病
ぐるぐる回るめまいや耳なり、難聴、吐き気などの症状が起こります。女性に多い。ストレスが引き金になることも。耳鼻科で受診を。